米自動車協会(AAA)が行った最新調査により、米国のドライバーのおよそ6割が、自動運転車に対して「怖い」と感じていることが明らかになりました。
米国ではアルファベット傘下のウェイモ社が2024年夏時点で週あたり10万回以上の有料利用を記録するなど、自動運転サービスを加速しています。しかし、依然として87%のドライバーがこの技術に懐疑的な姿勢を示している状況、とのこと。
AAAは現行のドライバーが、高度な自動運転技術よりも安全性を向上させる技術の開発を望んでいることも指摘しています。具体的には、緊急時の自動ブレーキ機能、車線維持アシスト、クルーズコントロールなどの安全機能を希望している、とのこと。高度な運転アシスト機能の搭載を望む割合は45%にとどまっています。
とはいえ、自動運転技術に肯定的な見解も若干ですが増えています。AAAの調査によると、自動運転に対し信頼を置くと回答した割合は前年の9%から13%へと若干の増加しているとのこと。また、米国では若年層の運転免許取得率が年々減少傾向にあり、自動運転の追い風となる可能性が指摘されています。
米国では1983年時点で16歳の46%、17歳の62%が運転免許を取得していたが、2021年にはこれがそれぞれ25%、42%まで低下しているとのこと。こうした若い世代は、むしろ自動運転車に興味を示す可能性が高いと捉えられており、将来的には自動運転技術に対し信頼を寄せるユーザーが増加する可能性も指摘されます。
参照米国人ドライバーの6割が「自動運転の車に乗るのは怖い」と回答|Forbes Japan

