画像:ヴィッセル神戸より引用
ヴィッセル神戸は2025年2月13日、西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)と連携し、画像解析AIや可視化ソリューションを駆使したスタジアム運営効率化に向けた実証実験をノエビアスタジアム神戸にて実施する旨、発表しました。
両者による実験は、スタジアム内の各所にセンサーやAIカメラを設置して、施設の混雑状況や利用状況を把握し、運営者や来場者への開示を目的としたもの。具体的には、スタジアム内のビックスタンドコンコースの2階および3階を対象に、AIカメラや磁力センサーを設置し、飲食売店の混雑状況、トイレの個室利用状況、さらにはゴミ箱の容量といった各所の運営データを計測する形で実施されます。今回の実験は数値測定が主な目的であり、来場者への待ち時間の分数表記などは行われないものの、将来的には混雑状況の表示などにおいて活用されるものと見られます。
ノエビアスタジアム神戸は、サッカーやラグビーをはじめとする各種球技はもちろん、大規模音楽ライブや行政、企業イベントといった多彩な催し物を年間を通じて開催している会場です。実験は今後のスタジアム運営におけるサービス向上の新たな一歩として期待されています。
参照JR西日本とのAIカメラによる実証実験開始のお知らせ|ヴィッセル神戸

