画像:智元機器人(Agibot)より引用
中国のロボット系スタートアップ企業「智元機器人(Agibot)」が現在、人型ロボットのトレーニングを急進的に進めています。
情報によると、同社は中国上海市に広さ3000平方メートルの「データ収集工場」を建設し、人型ロボットのトレーニングを開始しているとのこと。この工場では、ロボットが家庭や小売店、サービス業、飲食業、工場など、実際の業務を模した環境でタスクを繰り返し学習している様子が報じられました。
工場内には、洋服をたたむ、食器を並べる、料理を取り分けるなど、日常生活や業務に必要な動作を練習するロボットの姿が見られます。作業データはクラウド上にアップロードされ、AIモデルのトレーニングに活用されるとのこと。トレーニングは日夜続けられ、人間に近い動きを実現するよう、急速に進められています。
智元機器人がこのような大規模なトレーニング実施する背景には、業界全体での高品質な訓練データの不足が影響しています。同社はこのため、工場稼働から2カ月で1,000種類を越えるタスクにおいて100万件以上のデータの収集に成功。学習は更に加速し、今後1000万件に達する見込みです。
智元機器人はAIを活用し、ロボットが状況を理解して自律的に行動できる「頭脳」を持つことを目標としている。中国はAIトレーニングにかかるコストが米国の10分の1程度で、部品も国内調達できる強みがある。同社はこの強みを生かし、サービスの拡充とデータ収集の継続的な強化を進めていく方針を示しています。
参照智元機器人(Agibot)
参照まるでスターウォーズの世界?「頭脳」訓練工場で黙々と働く、中国の人型ロボットたち|36Kr
参照China’s NEW AI Robot Workforce: The World is STUNNED! 1 Million Robots by 2025|Youtube

