AIサポートで1人10台のロボットを同時操作実証実験│パナソニックホールディングス

画像:パナソニック ホールディングス株式会社より引用

パナソニック ホールディングス株式会社は2025年2月6日、日本で初めて、1人のオペレーターが複数の地域で10台同時に遠隔操作型小型車を操作するための道路使用許可を取得し、実験を行う旨、発表しました。

実験の内容は、自動搬送ロボットと遠隔管制システムを組み合わせたロボットソリューションにより、1人のオペレーターが神奈川県藤沢市、大阪府門真市、佐賀県佐賀市の3地域にて合計10台の小型ロボットを操作するというものです。同社はこれまで、1人のオペレーターによる4台同時操作を成功に導くなどしてきましたが、今回は新たに開発されたAI機能が遠隔オペレーターの一部業務をサポート。人が担う作業負荷を大幅に削減することで、10台同時の操作に向け取り組む計画です。

同社は1人のオペレーターによる複数台の遠隔操作について、働き手の不足解消や効率化、さらには地域間の人材バランスの改善にも貢献することが期待される、としています。特に少子高齢化に伴う、地方の働き手不足問題への寄与は大きく、社会全体の物流効率向上が期待されます。

参照日本初※1、遠隔操作型小型車の複数地域・合計10台同時運行の道路使用許可を取得し実証実験を開始|パナソニック ホールディングス株式会社