画像:九電ドローンサービス株式会社より引用
九電ドローンサービス株式会社は2025年2月2日、鹿島市(佐賀)にてノリ養殖への影響が懸念されるカモに対処する、水上ドローンによる実証実験を実施しました。
九電ドローンサービスによると、実験は2025年2月2日に行われました。内容はGPSを搭載した水上ドローンが自動航行し、カモから漁場を保護するというものです。実験中、ドローンは海苔網に衝突せず正確に航行し、漁場に集まるカモを別の場所へ誘導に成功。さらに装備した網を用いたカモの羽毛の回収にも成功しました。
実験に投入された水上ドローンは、重さ約15キロで、約30時間にわたり遠隔操縦で航行が可能なモデルです。実験では、カモの群れにドローンが接近すると1羽が驚いて飛び立ち、残りの群れも逃げ去る様子が確認されました。佐賀県の有明海では近年、カモによる食害や羽毛付着被害が原因でノリの生産が不振に陥っています。一方で、漁業従事者の減少も懸念され、新技術への期待感が高まっています。
参照水上ドローンを活用したカモ誘導に関する実証を行いました|九電ドローンサービス株式会社

