画像:経済産業省より引用
経済産業省は2025年2月3日、日立市(茨城)にて実施が予定されていた国内初の中型バスによる自動運転レベル4の移動サービス「ひたちBRT」について営業運行を開始した旨、発表しました。
「ひたちBRT」は経済産業省と国土交通省と連携して2021年度から進めてきた「自動運転レベル4等先進モビリティサービス研究開発・社会実装プロジェクト」の一環として行われきたものです。同省によると、自動運転は河原子BRT~南部図書館の区間にて平日のみ運行され、他の区間は通常通りドライバーが走行を担います。レベル4による中型バスの営業運行は国内初となり、運行開始前日の2025年2月2日でには、関係者による出発式が開催されました。
運行を担う茨城交通株式会社は、利用者が安心して自動運転バスを利用できるよう、乗車方法や安全対策についても周知を行っています。乗車方法は通常の路線バスと同様で、決済手段や降車手順も変わりませんが、走行中は安全確保のため必ず着席することが求められています。
経済産業省は今後、自動運転バスを地域社会に定着させ、公共交通の新たなモデルとして活用していくことを目指しています。これにより、地域住民の利便性向上や交通の効率化に向け、技術革新や他地域への展開も視野に入れて取り組みを進めていく考えです。
参照国内初!レベル4自動運転の中型バス「ひたちBRT自動運転バス」の運行サービスが開始されました|経済産業省

