画像:岩崎電気株式会社(PR TIMES)より引用
大手電機メーカーの岩崎電気株式会社は2025年1月21日、多数のエネルギー受給電機能を備えた次世代街路灯「エネルギーポール」の実証実験を福岡県糸島市にて開始しました。
エネルギーポールとは、街路灯として付近を照らす直流型LED照明に加えて、フレキシブル太陽電池や蓄電池、ドローン無線給電ステーションなど多数の機能を備えた次世代型の街路灯です。通常の街路灯と異なり太陽電池により発電し蓄電池に充電する仕組みを取るため、自律稼働が可能であるほか、災害時などの非常事態においては頂上部の無線給電ステーションや側面部の小型給電スポットへの給電により、ドローンやスマートフォン等小型機器への充電が可能です。
岩崎電気はエネルギーポールについて、複数の段階による実験・検証を予定しています。今回の実験はその第1段階となるもので、無線給電部の耐環境性能や電源供給能力を検証する予定とのこと。実験が成功し普及すると、非常時においても広範囲での照明や給電が可能となり、都市の災害対応能力の向上が期待されます。

