画像:京王電鉄株式会社より引用
京王電鉄株式会社は2025年1月17日、AIアバターサービスを展開するAVITA株式会社とともに、AIアバター「こころ」を利用した駅係員による利用者向け案内サービスの実証実験を発表しました。
両社が実施する実験は、AVITA社が提供するアバター接客サービス「AVACOM」を活用しAIアバター駅係員「こころ」を、京王新線新宿駅新都心口と京王線聖蹟桜ヶ丘駅東口の2駅に設置し、接遇サービスを提供するという内容です。実験期間中、対象駅には「こころ」にアクセスできる案内用タブレットが設置され、利用者の質問にAIが自動回答を行う、とのこと。AIでの回答が困難な内容について、遠隔操作により駅係員がアバターを通して直接対応する仕組みを取っています。
AIアバター促進の背景には、少子高齢化による人手不足問題が影響しています。同社によると、AIアバターの導入により遠隔対応が可能となれば、現状より時間や場所に捉われない柔軟な働き方を実現する可能性が高まります。また、アバターを通して、顧客ニーズのデータ収集・分析に加え、駅業務の窓口対応およびAI対応における傾向や特徴を分析・把握。多様化する顧客ニーズに応え、より多くの利用者のニーズに対応する駅運営体制の構築を目指す、としています。
参照AIアバター駅係員「こころ」によるお客さま向け案内サービスの実証実験を実施

