NTTビジネスソリューションズら、離島住民の高齢者などにAIアシスタント付見守り実証実験

画像:NTTビジネスソリューションズ株式会社より引用

NTTビジネスソリューションズ株式会社は2025年1月9日、和泊町(鹿児島)、西日本電信電話株式会社鹿児島支店とともに締結した「高齢者見守り支援プロジェクト」の一環として2025年1月15日より、パーソナルAIアシスタントを利用した離島における高齢者見守り支援実証実験を行う旨、発表しました。

実験の内容は、見守り対象の居宅に設置されたデバイスを通して、自治体や地域包括支援センターの職員が高齢者への情報発信やビデオ通話、AIとの対話サービスを提供するという内容です。通信デバイスにはパーソナルAIアシスタントのAlexaで知られるAmazon社のモニター付き通信機器「Echo Show 8」が採用され、遠隔地においてもビデオ通話などを行うことでコミュニケーションの活性化を図ります。

日本には多数の高齢者向けコミュニティが存在しますが、離島に住む高齢者にはアクセスが難しいものも多く、孤立・孤独が課題となっています。同社らは実験を通して、行政からのお知らせ配信の効率化や開封率の向上、外出が困難な際のコミュニケーション手段の確保、会話の促進による健康づくりなどを目標に設定。コミュニケーションが困難な高齢者でも快適に活用できるサービスを検討することで、誰もが安心して暮らせる社会の実現に挑戦するとしています。

参照離島における高齢者見守り支援実証実験を開始