画像:セイノーホールディングスより引用
西濃運輸などで知られるセイノーホールディングスは2024年12月4日、社員教育および組織力強化を目的に独自開発したチャットGPTベースのAIシステム「セイノーAI」の導入を発表しました。
セイノーホールディングスによると、セイノーAIはLLM(大規模言語モデル)システムの1つであるChatGPTを活用し開発された従業員教育用のAIです。セイノーホールディングスの経営理念や基本理念、行動基準を学習済みで、例えば「当社の創業時のエピソード」など会社に関連する質問に題して回答が可能とのこと。同社従業員専用のコミュニティサイト「心をつなぐ」にて提供することで、利用する従業員が会社への理解を深めたり、組織の一体感を感じられる環境を構築します。
セイノーホールディングス将来的にセイノーAIによる業務効率化も目指しています。社内の各種業務データを学習し、ベテラン従業員に依存していた暗黙知的な業務を解消したり、業務の一部をセイノーAIに委任できるような環境を目指すとのこと。同社は今後もAI技術を活用した教育・組織強化に注力し、物流業界におけるイノベーションと社会貢献に寄与する人財の育成に努めると発表しています。

