画像:PR TIMES(豊中市)より引用
豊中市(大阪)は2024年11月25日、生成AIを活用した子育て相談用チャットボットの実証実験を行うと発表しました。
豊中市によると、実験対象となるチャットボットは、市民の曖昧な質問や相談にも対応できる柔軟性の高いツールとして期待されています。従来のチャットボットは、あらかじめ設定されたキーワードや条件に基づいて決まった回答を提供する仕組みで、官公庁のような営業時間に制限のある機関においても手軽に利用できる一方、柔軟な対応が難しいという課題が指摘されてきました。しかし、生成AIによるチャットボットは、これまで難しかった曖昧な表現の質問や多様な相談内容にも応じられる可能性があり、開庁時間以外の問い合わせに対しても、柔軟に応じられる可能性を有しています。
豊中市が事前に行った調査では、子育て世帯の約80%が夜間の20時以降に情報収集を行う傾向があることが判明しています。また、公的窓口に相談経験がない世帯も多く、そのうち60%が非対面で相談できるチャットツールの導入を希望していることがわかっています。これを受け、豊中市は民間企業4社と協力し、今回のチャットボットを開発しました。
実証実験は2024年12月7日に開始される予定で、実際の使用感や満足度についてアンケート調査を実施するとのことです。豊中市は、この結果を今後の運用に活かし、市民にとってより利用しやすい仕組みづくりを目指しています。
参照関西初!生成AIを活用して子育ての悩みを解消!子育て相談チャットボットの実証実験

