豊島区、障害者対象に分身ロボットで就労実証実験

画像:豊島区より引用

東京都豊島区は2024年11月5日より、障害を持つ人材を対象にテクノロジーを活かした新たな働き方のひとつとして、「遠隔操作型分身ロボット雇用」実証実験をスタートしました。

いわゆる障害者のなかには、労働への意欲を持ちながらハンディが原因で満足に就労できず、これが自己肯定感の低さに繋がるなどの悩みを持つ層がありました。そこで豊島区は、株式会社サンシャインシティ内を就労フィールドにて、株式会社オリィ研究所が開発する分身ロボット「OriHime」を用いた「遠隔操作型分身ロボット雇用」の実験を、2024年11月5日〜2024年11月29日にかけ、実験を行うよう決定しました。

実験の中核を担うOriHimeは、リモート接続機能により、遠隔地からの通信対応を可能にしたロボットです。カメラやマイクを通してやりとりできる点が評価され、これまで多数の事業者や自治体での実験導入実績を重ねてきました。豊島区は実験を通し、新たな働き方の実現性を検証するものとみられます。

参照新たな障害者雇用モデルの実証実験