千歳市で自動運転バス一般試乗会開始、時速約50キロで安定走行

画像:千歳市より引用

千歳市(北海道)は2024年11月18日より、自動運転バスの実証実験において一般市民による体験試乗実験を開始しました。

実験の内容は、いすゞの車両「エルガ」に自動運転システムを搭載した大型バスを利用して、千歳駅から向陽台地区を結ぶ約9キロの区間を時速約50キロ程度で走行するというものです。実験にあたっては、市内外の専門企業や研究機関と協力し、高精度3Dマップの作成や通信環境の構築、安全支援システムの提供など、多岐にわたる技術的取り組みを実施しています。走行はドライバー搭乗のもと、アクセルやブレーキ、ハンドル操作を自動で行うレベル2水準であるものの、トラブルなく安定した走行を披露しました。

実験は2024年10月30日より、千歳市や関係各社のもとで行われてきましたが、2024年11月18日~2024年11月27日にかけ、一般市民も搭乗可能となります。予約フォーム利用により乗車可能で、社会受容性の検証などに活用されます。現在、日本の地域社会では人口減少が顕著に進み、公共交通の要となるドライバー不足が懸念されています。千歳市は地域の移動手段を確保するため、実用可能性を検証する、としています。

参照自動運転バス実証実験