画像:山口県より引用
山口県は2024年9月27日、県が実施する「山口市における高度なMaaS環境の構築事業」の一環として、地元複数のタクシー事業者によるAIデマンドシステムを利用した運行実証実験を公表しました。
AIデマンドシステムとは、人工知能(AI)を活用して利用者の需要(デマンド)に応じて運行する交通システムです。利用者がスマートフォンやウェブサイトを通じて乗車の予約を行うと、AIがその情報を元に効率的な運行ルートを自動で作成。複数の利用者の需要も考慮し最適なルートを調整する機能を持つことから、従来の属人的な判断による走行ルートと比較してムダがなく効率的な運行が期待されています。
山口県は2024年10月1日より、山口市徳地地域にてプロジェクトを実施しています。実施においては複数の地元タクシー事業者が共同タクシー配車アプリを導入。さらに一部事業者がルート選定に強みを持つ人工知能を利用して、タクシー供給の効率化。実証実験の結果を踏まえ、人口減に対応するインフラサービスの確立を目指すと発表しました。
参照「やまぐちデジタル実装推進事業」の実証実験の開始について~山口市徳地地域のAIデマンド交通化~

