自社オフィスでロボットとセキュリティの連携実証実験、大和ライフネクスト

大和ライフネクスト株式会社は2024年9月26日、株式会社Octa Roboticsと綜合警備保障株式会社とともに、夜間の清掃や警備をロボットのみで行うロボットフレンドリーを目指した実証実験を、大和ライフネクストの本社オフィスにおいて実施すると発表しました。

ロボットフレンドリーとは、ロボットを導入するにあたり活動しやすいよう、業務プロセスや施設環境を整備した環境を指しています。同社は管理業務の省人化を目指していますが、2021年には清掃を中心としたロボット活用を推進、2023年はIT・IoT技術を活用した新たな管理形態の研究・開発に着手したほか、ロボットが建物内を自由に動くことができる環境作りを進めていました。

同社らの実験は、本社オフィス内のセキュリティシステムとロボットを連携し、ロボットのみによる夜間警備の実施を目指すものです。実験にあたってはOcta Robotics社が連携用の新規管理サーバーを開発・設置し、プロジェクト管理を担当。綜合警備保障が警備システムのカスタマイズによりロボットとシステムの連携を実現。大和ライフネクストが、オフィス内での実証実験の遂行および導入時のタスク検証を行うという内容です。なお、実験は2025年1月まで行われます。

同社らは、ロボットとセキュリティシステムの連携による省人化だけでなく、「人×IT」の融合を目指しています。人間とデジタル技術それぞれの得意分野を最大限に活用することで、業務効率化を進めるとしています。

参照管理業務のロボットフレンドリー化を目指す取り組み「ロボットとセキュリティシステムの連携」実証実験を開始/大和ライフネクスト株式会社