画像:東武タワースカイツリー株式会社より引用
東武タワースカイツリー株式会社とKDDI株式会社は2024年8月19日、東京スカイツリー初となる、案内誘導ロボットを活用した実証実験を発表しました。
東武タワースカイツリー社によると、同社は東京スカイツリーの1階団体フロアに、自律走行型の大型ディスプレイ搭載案内ロボットを配置し実験します。ロボットは主に団体客を対象に、スカイツリーのスタッフに代わりディスプレイと音声を通じて案内誘導を担当。外国語にも対応するため訪日外国人客において人間以上のコミュニケーション性も期待されます。
導入されるロボットは、LGエレクトロニクス製「CLOi GuideBot」と呼ばれる製品です。高さ150センチ、重さ80キログラムほどの自律走行型ロボットで、最大9時間の連続使用が可能とのこと。両社は2024年8月19日~9月25日までの期間、実験を行う見通しです。
実験の背景にあるのは、深刻化が懸念されるサービス業における人手不足問題です。東武タワースカイツリー社は2030年までに644万人の労働力不足が予想されるとし、ロボットの導入により効率的な業務体制の構築を目指しているとのこと。実験で得られた知見をもとに、ロボットの活用をさらに推進するとしています。
参照東京スカイツリー®で初のロボットによるお客さま案内誘導の実証実験を実施