オートバックスセブングループの子会社である株式会社オートバックスデジタルイニシアチブは2024年8月1日、オートバックスセブングループのデジタルラボにて、人工知能「レイチェル」による接客実験を発表しました。
同社によると、「レイチェル」は人型AIアシスタントをコンセプトに、クーガー株式会社が開発したソフトウェアです。「人による接客と同じような体験」を提供するよう自然な対話を得意とし、モニターを介した表情や仕草の表現にも対応。豊富な知識をもとにユーザーが目的の商品にたどり着けるよう、サポートする役割が期待されています。
オートバックス社の接遇は、主にカー用品を扱う性質上、商品と車種の適合確認や購入後の取付など、複雑かつ豊富な知識を求められます。人間の従業員を雇用する場合、これらの知識を身に着けるまでに相当な期間を要しますが、予め学習したデータを基に行動するAIは運用開始時から玄人と同じ知識を備えることが可能です。
同社らは2024年8月1日~2024年9月30日にかけ「レイチェル」を実験。得られたデータを基にオートバックス社の各店舗への本格導入を検討するとしています。