画像:国立大学法人長崎大学より引用
国立大学法人の長崎大学は2024年7月29日、所属教授の研究室が大成建設グループの大成ロテック株式会社とともに、人工知能を搭載した自律行動可能な歩道検査車両ロボットを開発したと発表しました。
長崎大学によると、両者が開発した車両ロボットは画像認識と人工知能を組み合わせ、路面トラブルの原因である、ひび割れやポットホール(球形の凹み)を自律的に発見します。車両には認識用のカメラやセンサーを搭載し、走行中、段差や電柱などの障害物を認識、迂回する能力も備えているとのこと。高温や降雨降雪化でも動作し、高圧電線化でも安定的な通信を可能にするなど、悪環境に強い特長も有しています。
両者は複数回にわたり検査車両ロボットの実験を繰り返し、有用性の検証を積み重ねています。今後はさらに改良を進め、道路空間整備ロボットとしての実用性の向上を目指すとしています。
参照道路自律検査車両ロボットを開発 ~通行障害物を自動認識しながら自動走行し、道路のひび割れなどを検査~