乗り合いバスで人工知能が最適な移動ルートを算出、関西電力株式会社が実証実験

関西電力株式会社は2024年7月5日、乗り合い型の移動サービス参入を目指し、人工知能を取り入れた移動サービス「カンモビMove」実証実験を発表しました。

関西電力株式会社によると、「カンモビMove」はユーザーの需要に応じて人工知能が最適なルートを算出し、ドライバーを案内する機能を備えています。異なる乗車時間・目的地を持つ多数のユーザーが乗り合うと、人間が最適なルートを設定するのは困難を伴いますが、「カンモビMove」においては、人工知能が算出するため、ドライバーは常に最適な移動ルートを取ることが可能です。

同社は訪日外国人の増加が顕著な、神奈川県の箱根エリアにて実験を予定しています。導入されるのは10人乗り車両4台と5人乗り車両1台の合計5台で、2024年8月1日~2025年7月31日にかけて実施を予定。同社は2025年移行の実用化を目指し、検証を進める見通しです。

参照AIを活用した相乗り移動サービスの実証開始/関西電力株式会社