障害者就労と福祉の人手不足を同時解決、オリィ研究所ら実証実験

画像:PR TIMES(株式会社オリィ研究所)

株式会社オリィ研究所は2024年7月9日、シューペルブリアン株式会社とともに、オリィ研究所の分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」を活用した高齢者施設コミュニケーションサービス実証実験を発表しました。

分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」とは、オリィ研究所が展開する障害者向けのコミュニケーションロボットです。人間に代替する存在として遠隔操作によるコミュニケーションや作業をこなす能力を備え、カフェスペースなどでの導入実績を有することで知られています。

両社の実験は就労を希望する障害者が「OriHime(オリヒメ)」を活用し、人手不足や孤独感に課題を抱える福祉施設においてコミュニケーションや傾聴を提供するという内容です。具体的には、シューペルブリアン社のグループ会社である株式会社SPB-NCが運営する「就労継続支援B型事業所ノマドhuB可部東」の利用者がオリヒメを利用し、同社が展開する高齢者福祉施設「ショートステイそわか可部東」の利用者にサービスを提供するというもの。両社は、オリヒメを通して、高齢者のQOL向上と障害者の就労支援を同時に解消する可能性に触れています。

両社は実験を2024年8月末まで継続し、様々な種類の高齢者施設の課題解決に向けて、検証を続けるとしています。

参照オリィ研究所とシューペルブリアン 高齢者施設において分身ロボットOriHimeを活用した実証実験を実施