画像:日本科学未来館より引用
日本科学未来館は2024年5月29日、同館が公開してきたスーツケース型の自律型ナビゲーションロボット「AIスーツケース」について、大阪万博で実証実験を行うと発表しました。
「AIスーツケース」とは、スーツケース型の移動支援ツールです。自律走行や障害物認識に欠かせないLiDARセンサーやRGB-Dカメラ、グラフィックカードを搭載し、専用スマートフォン用アプリや音声対応のタッチパネルを通して、利用者を安全な進行方向へのナビゲートするというもの。視覚障害者の移動支援を目的に開発されたツールで、2024年4月には日本科学未来館内で実証実験が行われました。
日本未来科学館が今回明かしたのは2025年4月に開催予定の大阪万博にて、「AIスーツケース」の実証実験を行うというもいのです。具体的には大阪・関西万博の「ロボットエクスぺリエンス」の参加予定者の一つとして採用されたとのこと。「ロボットエクスぺリエンス」は、会場内で次世代のさまざまなロボットを実装・実証する取り組みで、会場内で複数のAIスーツケースを長期間にわたり同時に運用しデータを収集。社会実装に向けた運用モデルの技術的な課題抽出など、検証を行うとしています。

