大分県庁で先進の荷物運搬ロボット「WILL」の実証実験成功

自律AIによりエレベーターをも制御する荷物搬送ロボットの実証実験が2024年3月25日、大分県庁で行われました。

県庁に登場したのは大分市のロボティクス企業ciRobotics株式会社により開発された荷物搬送型ロボット「WILL」です。約50cm四方に120cmほどの高さを持つ「WILL」は最大25kgほどの運搬能力を備えるほか、レーダーによる安全性の高い走行技術や荷物受け取り用の顔認証システムに対応。さらにエレベーターシステムにアクセスし、異なる階層へのアプローチも可能にするなど、従来のロボットから1歩進んだ能力を備えています。

大分県庁で行われた実験は、「WILL」にとって全国初の都道府県県庁での試みですが、県担当者は「WILL」の実用性が証明されたと、有用性についてコメントしました。「WILL」は高いカスタマイズ性を誇り、レストラン、ホテル、工場など、人手不足が懸念される様々な業界での活躍が期待されています。

ロボット業界においては生成AIとロボットを組み合わせ、より柔軟な対応を可能にしたロボット開発も進んでいます。将来的には完全な労働力の代替となる可能性も指摘されています。

参照県庁でエレベーターを駆使して荷物を運ぶロボットの実証実験/NHK NEWS WEB
参照WILL/ciRobotics株式会社