青森県は2024年3月15日、獣害防止のためICT技術を利用したイノシシ捕獲実験「令和5年度イノシシに係るドローン等ICT活用捕獲等実証」の結果報告会を開催しました。
実験内容は赤外線カメラを搭載したドローンを、イノシシの発生が推定されるエリアで飛ばし、分布状況を確認するというものです。県の報告によると、ドローンは実施期間中、十和田市や田子町など13箇所を飛行。うち2か所でイノシシの群れを発見し、4頭のイノシシの捕獲が確認されました。
また、ドローンによる働きについて、狩猟効率の向上にも効果が期待されています。青森県によると、ドローンで撮影した映像を経験の浅いハンターに提供したところ、狩猟のしやすさに改善が見られたとのこと。
青森県は今後、ドローンを利用したイノシシ対策のマニュアルを作成し、各自治体に配布する方針です。
参照令和5年度イノシシに係るドローン等ICT活用捕獲等実証 結果報告会 開催要領/青森県