NTT東日本と酒田市、除雪ドローンなど駆使して自動化実証実験

NTT東日本は2024年3月4日、山形県酒田市と共同で、積雪状況の自動監視システムや除雪ドローンの運用など、自動除雪監視システムの実証実験を開始しました。

実験は酒田市におけるデジタル変革推進に関連した産学官共創の連携協定により実施されるものです。実験は大きく分けて①積雪深の自動監視、②自動除雪機運転、③除雪状況の見える化の3つに構成されています。

①積雪深の自動監視は、赤外線センターを利用した積雪状況の把握システムです。積雪状況をセンサーが監視し、クラウドデータベースに情報を送信。積雪状況が閾値を超えるとWi-Fiや4G通信により、GPSを搭載した②の自動除雪ロボットが作動します。なお、ドローンにはNTT東日本が展開する小型かつ防水仕様の「ギガらくカメラ」を搭載されており、③除雪その他システムの稼働状況を見える化しています。

日本社会は少子高齢化・地域の過疎化が深刻です。豪雪地帯では体力と人手を必要とする除雪作業が大きな課題となっており、テクノロジーによる解決が期待されます。

参照地域の除雪課題に関する自動除雪実証実験について/東日本電信電話株式会社山形支店