福岡市、事故に負けず再び自動運転実証実験

福岡市は2024年2月16日より、九州⼤学や都市再⽣機構(UR)、福岡地域戦略推進協議会とともにEV自動運転車や再生エネルギーによる実証実験を開始しました。

福岡市にとって自動運転実験は因縁のある試みです。同市は2023年に箱崎駅周辺でエストニア製の自動運転バス「ミカ」の実証実験を行いましたが、途中、他車に被害が及ぶ関連した交通事故が発生。安全上の懸念が高まり、一時見合わせとなりました。

今回の実験はこうした事情を踏まえてか、フランス・ナビヤ社の自動運転バス「アルマ」を用いてJR箱崎駅や5か所の乗降スポット合計3,.7kmを周遊するという内容です。通常の走行実験に加えて、信号情報を⾃動運転バスに伝達し制御する技術や電柱等に設置したセンサーで道路状況を把握するシステムなど、安全性向上に繋がる技術も検証する予定とのこと。

2024年2月7日~2024年3月3日かけ実施しデータを収集。将来的な社会実装も含め検証を進めるとしています。

参照「⾃動運転バスの実証実験」と「太陽光発電と蓄電池で野外イベントを運営する実証実験」を実施します︕/福岡市