階段を昇降できる車椅子ロボット、相模原市らが実証実験

高機能化が進む車椅子。階段を昇降できるモデルが誕生するかもしれません。

神奈川県相模原市は2024年2月16日、アクセスエンジニアリング有限会社が開発した階段昇降用の車椅子ロボット「movBot® ACE-Stair(ムーボット エース・ステアー)」の実証実験を発表しました。

開発された「movBot® ACE-Stair」は、アクセスエンジニアリング有限会社による革新的な階段昇降用車椅子ロボットです。階段を自由自在に上下することが可能で、全方位に移動できる上、階段の途中で遭遇する障害物を避けることができます。さらに、座面を自動的に水平に保つ機能を有しており、利用者がバランスを崩した際にも対応可能とのこと。利用者は介助者なしで安全かつ快適に階段の昇降が可能となるため、介助者の大幅な負担軽減も期待されます。

実証実験は、階段移動が困難な人々や重い荷物を持っての移動が難しい人々を支援するために実施されました。相模原市らは実験で課題を洗い出し、ロボットの性能を確認。実用化・事業化に向けた改良を目指すとしています。

参照市内企業が手がける車いすロボットの実証実験を実施します/相模原市