戸田建設とアジラ、行動認識AIの医療福祉活用探り成仁病院で実証実験

画像:戸田建設株式会社より引用

戸田建設株式会社は2024年1月21日、行動認識AI開発の株式会社アジラとともに東京都足立区の精神科病院・成仁病院にてAI警備システム「AI Security asilla」による患者の見守り等に関する実証実験を開始しました。

「AI Security asilla」とは、アジラ社が提供する行動認識AIを中心としたセキュリティソリューションです。防犯カメラから取得した画像をAIが解析し、異常を検出した場合は管理者に通知するというもので、24時間365日のモニタリングやAIによる自律学習、検出後1秒以内通知スピードなど、多数の特徴を有しています。

同社らは成仁病院に設置されたカメラ30台を利用して「AI Security asilla」による患者見守りサービスの実証実験を行っています。成仁病院によると、精神科領域では自傷行為や他害行為、 転倒など様々なリスクを抱えるが、臨床現場ではマンパワーの不足が課題です。「AI Security asilla」の目的は「スタッフの業務負担の軽減」および「施設内警備の強化」で、導入による負担軽減が期待されています。

参照行動認識AIを搭載した『asilla』による患者見守り等の実証実験を開始