ANAホールディングス、沖縄でドローンレベル4配送実験

画像:ANAホールディングス株式会社より引用

ANAホールディングスは2023年11月8日、沖縄県久米島町にて、同社初の事例となる目視なしの無人運転(レベル4飛行)を用いたドローン配送サービスの実証実験を実施しました。

情報によると、同社が使用したドローンはACSL社製の「PF2-CAT3」です。「PF2-CAT3」は2023年3月に「第一種型式認証」を取得したモデルで、高度150m上空を最大29分飛行可能。最大2.75 ㎏のペイロードを持ち、LTE通信による目視外の飛行にも対応しています。

実験では、ドローンは利用者からの電話注文に応じ、街の中心付近にあるJAおきなわAコープから、約2.3キロメートル離れた地点まで総菜の天ぷらなどを配送しました。飛行は終始安定的で、利用者である住民も肯定的な反応とのことです。

ANAホールディングスは、自社が持つ「空の知見」を活かし、ドローン配送の事業化の可能性を探っています。実験を担当した職員も自社で育成した「一等無人航空機操縦士」を持つ操縦士で、実用化への本気度が伺えます。空の物流は離島や過疎地で特に需要が高く、実用化が期待されます。

参照レベル4によるドローン配送サービスの実証実験を実施!