GM系の自動運転クルーズ社、市場モデル「オリジン」一時停止を発表

米国ゼネラルモーターズ(GM)系の自動運転関連事業社であるクルーズ社はこのほど、GM社が製造を予定していた自動運転車両「Origin(オリジン)」の生産を一時停止すると明らかにしました。

情報によると、製造停止の理由は自動運転に関する安全上の課題です。クルーズ社は複数のエリアでロボタクシーの実験を繰り返していましたが、カリフォルニア州でひき逃げ被害を受けた女性を誤認し覆いかぶさるなど、事故に関係する複数の懸念が浮上。カリフォルニア州の陸運局(DMV)からロボタクシー運行の認可を取り消されたほか、他州でも試験走行を自主的に停止するなどの決定を下しました。

「Origin(オリジン)」は、同社らが自動運転の市場化を狙う注目の1台となっていました。GM社のCEOは投資家向けのレセプションにて「2027年には東京にも登場する」旨の発現をしていた車両です。

もっとも、同社はオリジンの生産について「一時」停止としています。将来的には安全性を向上し、再登場するものと見られます。

参照米GM、クルーズの自動運転車両「オリジン」の生産を一時停止