大牟田市で初の自動運転バス実験、実績豊富なナビヤアルマ

画像:大牟田市より引用

福岡県大牟田市で2023年11月3日、市で初となる自動運転バス実証実験の出発式を開催しました。

自動運転技術の導入背景には、コスト減や収益増加、交通事故の抑止など様々なものが存在します。大牟田市ではドライバーの高齢化が公共交通の課題として挙げられており、解決策のひとつとして自動運転バスの実証実験が計画されました。

実証実験に使用されるバスは、フランス・ナビヤ社が開発する「ナビヤ・アルマ」と称される小型バスです。自動運転技術を備えた10人乗りの電気自動車で、GPSや車体のセンサー情報を利用してあらかじめ決められたルートを走行することが可能。緊急時に有人操作が可能なレベル2相当で運用されるほか、既に多くの自治体で安全な走行を実証した車両でもあり、高い安全性が期待されている車両です。

実証実験は大牟田市の駅、商業施設、大学を結ぶ約4キロ×2ルートが設定されています。運行は予約なしで乗車できるルート1と予約が必要なルート2を予定し、運用面の実用性も検証する計画とのこと。実績豊富な車両の導入ということで、早期の正式導入も期待されます。

参照大牟田市初!】自動運転バスの実証実験を行います