パナソニック ホールディングス株式会社は2023年11月6日、東急株式会社やUR都市機構とともに、世界初となるロープウェイ型ロボットによる空中配送実験を開始すると明らかにしました。
情報によると、実験現場となるのは川崎市麻生区のUR虹ヶ丘団地です。導入されるロボットはロープウェイで接続された空中配送型の配送ロボットで、住民がウェブアプリで発注すると、ロボットが協力企業の商品を積載したコンテナを、団地内の集積場まで商品を配送する仕組みとのこと。
ロボットによる空中配送は、物流面の負担減やコスト減だけでなく、利用者の利便性向上など多数のメリットが期待されます。それだけでなく、3者は配送先を居宅ではなく集積場にすることで、住民の外出や交流機会を創出し、ウェルイービング(幸福度)の向上も促進する狙いがあるとしています。
ロープウェイを用いた、郊外住宅地における空中配送ロボット技術は世界で例がありません。人手不足問題の解消など、持続可能な社会の実現にも期待がかかっています。
参照パナソニック ホールディングス、東急、UR都市機構が空中配送ロボットの実証実験に関する連携協定締結