広島で自動航行の物流実験、離島インフラに期待高まる

画像:株式会社エイトノットより引用

株式会社エイトノットは2023年10月、広島県の生協ひろしまなどと共に、自動航行船による物流配送実験を開始しました。

実験は広島県の離島・大崎上島町および二次離島の生野島に向け、自動航行船が生協ひろしまが提供する物資を運搬するというものです。エイトノット社によると、同社の自動航行船はAIを搭載しており、目的地を設定すると安全かつ効率的なルートへの自律航行に対応。他船や流木、岸壁などの障害物を認識し迂回する性能も備えています。

実験は2日間にわたり「貨客混載」で行われました。生協の物資を配送すると同時に町の職員も船に搭乗しましたが、およそ15分で生野島に無事到着。船の航路を辿る遠隔監視システムも動作しており、将来の無人航行に歩みを寄せる形となりました。

同社は2027年までの完全無人航行を目標にシステム開発を進めるとしています。

参照株式会社エイトノット