画像:DeepForest Technologies株式会社より引用
京大発のテクノロジー企業であるDeepForest Technologies株式会社は2023年10月24日、埼玉県所沢市やNTT東日本とともに、ドローン撮影画像とAI解析ソフトを活用した、「ナラ枯れ」把握効率化の実証実験に関する協定を締結しました。
3者が計画している実験は所沢市の山間部に群生する「ナラ」の森林調査業務です。近年、ナラ菌の拡大によるナラの枯死が全国的な課題となっていますが、広大な山間部の調査ということもあり、手間や人手、コストなどが重い課題となっていました。そこで3者はドローンで撮影した画像を人工知能が解析する「DF Scanner」による実態調査を計画。費やすリソースを大幅に省力化した調査の実現を目指しています。
「DF Scanner」はDeepForest Technologies株式会社が提供するAI解析ソフトウェアです。本来は樹木の種類や大きさなどから収穫量を予測する商用利用が想定されているものの、枯死木の識別にも活用できることから実験が決まったとのこと。実現に至れば「汎用的な市販ソフトウェアを用いた枯死木調査」の国内初事例をなる見通しです。
参照ドローン撮影画像×AI解析ソフトを活用した 「ナラ枯れ」把握の効率化の実証実験開始