米国クルーズ社、ロボタクシー事故にも屈せず技術開発

米国自動車のGM傘下のクルーズ社が続々とロボタクシーのテスト走行を重ねています。

クルーズ社のXポストによると、同社は2023年7月~2023年8月にかけ、フロリダ州マイアミ、テネシー州ナッシュビル、ジョージア州アトランタ、ノース・カロライナ州シャーロットなど続々テスト走行を実施。サンフランシスコでは無人環境での有償および無償配車サービスの許可(有償は限定的な範囲)を得ることに成功しました。

一方で2023年8月17日に、同社のロボタクシーと消防車が衝突する交通事故も起きています。カリフォルニア州車両管理局(DMV)は現在状況調査を進めていますが、クルーズ社に運営車両台数の減少を要請するなど、安全上の対策が取られました。

同社は事故について当局に全面協力する姿勢を見せています。車両減少の要請に応じたほか、自社ウェブサイトで事故に関する見解を公開。ロボタクシーは消防車を認識し速度を減少させたものの、見通しの悪さや消防車が赤信号を回避するために対向車線に進入したことなどで、対応が遅れた可能性があるとの見解を示しています。

なお、同社は今後も様々な条件でロボタクシーの実験を行うと発表。より多くの場所で無人運転技術を提供できるよう取り組むとしています。

事故に関する参考URL
https://getcruise.com/news/blog/2023/further-update-on-emergency-vehicle-collision/