オリィ研究所、分身ロボット販売モデル「OriHime ver2023」を公開

画像:株式会社オリィ研究所より引用

株式会社オリィ研究所は2023年8月23日、同社が運用する分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」シリーズ初となる販売モデル「OriHime ver.2023 (オリヒメ バージョン2023)」を公開しました。

同社は分身ロボットオリヒメシリーズを中心に障害を持つ人が社会参加するための様々なサービスを展開しています。分身ロボットを利用した障害を持つ人たちが働く常設実験店「DAWN verβ」のほか、障害者向けの職業紹介「FLEMEE」を展開するなど、「社会参加」をテーマにしています。

オリヒメ バージョン2023は同社がはじめて販売するロボットです。

オリヒメは映像や音声、操作機能を遠隔的に行うことで、自身の「分身」として機能することで知られています。同社によると2023モデルはカメラスペックが8倍向上、デジタルマイクアレイの導入、通信速度が最大10倍向上など、大幅にスペックアップ。通信速度の向上により映像や音声データの品質だけでなく、遅延も減少するとしています。

同社は8月23日より、オリヒメ バージョン2023を50台限定で予約販売を開始しました。

本体価格は398,000円で、永年利用料を加えると722,000円(いずれも税別)。公式サイトで予約や相談を受け付けています。

参照分身ロボットOriHimeの初の販売モデル「OriHime ver.2023」を発表