路上に敷けるパネルと中古EV蓄電池を活用、MIRAI-LABOが実証実験開始

画像:MIRAI-LABO株式会社より引用

MIRAI-LABO株式会社は2023年7月26日、東京ディズニーリゾートを運営する株式会社オリエンタルランド協力のもと「自律型エネルギーインフラAIR(Autonomous Intelligent Road)」の実証実験を開始しました。

MIRAI-LABOによると、同社の「自律型エネルギーインフラAIR」は太陽光路面発電パネルと中古EV車両のバッテリーを再利用するEVリパーパスを組み合わせたシステムです。太陽光路面発電パネルはアルゴリズムで発電効率を制御しており、歩行や車両移動が可能とのこと。パネルが発電した電力は蓄電池に充電され、これをバッテリコントローラーにより制御することで、充放電を同時に行いつつ無瞬断に電力を供給することを可能にしています。

MIRAI-LABOは今回の実験で、オリエンタルランド本社敷地内の歩道・車道合計約200㎡に「自律型エネルギーインフラAIR」を設置しました。同社は実験で、交通により生じる影の影響、バッテリーの充放電および無瞬断切替え、コントローラーの機能確認、安全監視近状などの機能確認を行うとのこと。得られたデータをもとに発電効率を向上させた太陽光路面発電用MPPT制御アルゴリズムを開発し、実用性の確認を行うとのこと。

実験期間は2024年7月の約1年間で、「自律型エネルギーインフラAIR」が「1年間を通じて不日照時でも安定した電力を72時間連続で出力可能」など、システム仕様を検証するとしています。

参照太陽光路面発電パネルと蓄電池を組み合わせた 「自律型エネルギーインフラAIR」の実証実験を開始