画像:大分県より引用
大分県は2023年7月18日、民間事業者と締結した「災害時のドローンによる緊急被災状況調査に関する協定」に基づき、大雨・土砂災害での緊急支援対応を実施したと明らかにしました。
説明によると、大分県では2023年7月に発生した大雨・土砂災害により、県内湯布院(ゆふいん)地方にて多数の孤立世帯が発生しました。災害対応のためには対象世帯への調査および救援物資の配送が必要でしたが、大雨の影響でヘリコプターが出動できず、従来の手法では対応が困難な状況となりました。
そこで大分県は、ドローンによる災害対応を想定した「災害時のドローンによる緊急被災状況調査に関する協定」による、民間事業者と協力してドローンによる被災状況調査および救援物資配送を行いました。ドローンによる対応スピードは目覚ましく、目視では確認が難しい被災状況を把握したり、消防隊が2時間かけ移動するところを、僅か3分で救援物資の配送に成功したとのこと。
なお、大分県によると、同協定による調査および県内企業のみでの空中配送は初の事例になるとのことです。
参照令和5年6月 30 日から続いた大雨での災害現場でドローンによる緊急被災状況調査及び救援物資配送を実施しました

