奈良県天理市と奈良トヨタグループは2023年7月、トヨタグループの部品メーカーアイシン社が提供する人工知能による乗り合い送迎システム「チョイソコ」を使った交通サービスの実証実験を発表しました。
天理市は市街部分こそ鉄道やバスなどの交通網が巡りますが、郊外に向かうにつれ交通網が行き届いていない地域が増えてきます。このため、市ではコミュニティバスの運行により交通手段の充実を企図しましたが、リソースに限りがあり、提示巡回では十分な本数を確保できず、課題となっていました。
奈良トヨタグループが提供するチョイソコは人工知能により最適な経路を設定する画期的なシステムです。利用者がチョイソコに予約すると、人工知能がリアルタイムで最適な経路を設定。複数の予約に対しても同様に最適な組み合わせを選定し、送迎ルートを提案します。
両者は2023年10月~2023年11月にかけ、10人乗りのバンを4台で実験に取り組む計画です。チョイソコは既に他の自治体でも導入実績があり、高い確率で本格導入が期待されます。
参照AIで効率運行 乗り合い交通サービスの実証実験 10月から奈良・天理市で
参照チョイソコ

