通報と同時に映像提供、Live119が大津市消防局で実証実験

画像:株式会社ドーンより引用

通報と同時に現場映像を提供する、ありそうでなかった新しい通報システム「Live119」の実証実験が、滋賀県大津市にある大津市消防局ではじまりました。

Live119とは株式会社ドーンが提供する映像通報システムです。通報者と指令センターのやりとりにデータセンターを加えるというもので、119コールに対して指令センターがリクエストを選択すると、通報者のスマートフォンに映像通信用のURLが送信され、映像データによる現場共有が可能となります。

119コールは緊急用の回線ですが、得られる情報の品質は通報者の対応能力や表現能力に依存します。その点、Live119は映像伝達を可能にするため、通報者の能力に関わらず、情報品質の安定化が期待できます。また、応急手当など現場の措置においても、映像があることで具体的でわかりやすい説明が可能となります。

大津市消防局では2023年9月上旬までの実証実験を行う予定です。その後は利用状況などを踏まえ本格導入を検討するとしています。

参照Live119について

参照通報時に現場映像をスマホで送信 大津市消防局が実証実験開始