画像:株式会社 MUJI HOUSEより引用
「無印良品」で知られる株式会社良品計画の連結子会社、株式会社MUJI HOUSEは2023年3月、電気やガス、水道などのインフラ費用ゼロを目指した移動式住宅「自給自足の家」の実証実験を開始すると明らかにしました。
情報によると、「自給自足の家」の実験は、既存インフラに頼らない「インフラゼロ」、温室効果ガスの排出実質ゼロを目指す「カーボンゼロ」、生活エネルギーコストの実質ゼロを目指す「リビングコストゼロ」、自然災害のリスクをゼロにする「災害リスクゼロ」という4つのゼロを通じて「自給自足」を可能にするというものです。
屋根や壁にはソーラールーフやソーラーウォールなど一体型太陽光パネルを搭載するほか、自給用の蓄電池も搭載。さらにトリプルガラスや樹脂サッシなど断熱性能の高い建材を利用して省エネルギー性を高めながら、生活用水の循環技術なども用いて水道供給がない場所でも生活できる環境作りを目指しています。
なお、「自給自足の家」は牽引可能なユニットを搭載し移動可能にした住宅です。同社によると、移動は災害発生時などを想定しており、必要に応じて家ごと避難することで災害発生時にも十分に暮らせるとのこと。同社は今後、連携企業と開発を進めるほか2023年12月には実験の一般参加者も募集する見込みとのことです。
参照自給自足の家