茨城交通株式会社、AI活用した呼び出し型バス「MyRideのるる」の本格運行

画像:茨城交通株式会社より引用

茨城交通株式会社は2022年8月29日、茨城県高萩市内にてAI搭載最適経路バス「MyRideのるる」の本格運行を公表しました。

「MyRideのるる」とは茨城交通株式会社と高萩市とともに約1年に渡り実証実験を繰り返してきた呼び出し型の最適経路バスです。従来の定時定路型のバスと異なり、乗客が指定した仮想バス停に向かう仕組みで、複数の乗客からの指定に対しても人工知能が最適なルートを検出するため、移動に無駄がなく効率的な運行が期待できるとしています。

「MyRideのるる」は乗客にとってもメリットの大きなサービスです。

仮想バス停は任意の位置を指定することができるため、既存のバス停よりも利用者にとって便利な場所で乗降車が可能になります。また、既存の路線バスのように乗り継ぎが必要ないため、バスターミナル等を経由することなく目的地に移動できます。

茨城交通株式会社は「MyRideのるる」を時間帯により運行ルールを使い分ける計画です。同社によると、利用者数の多い朝や夕方は定時・定路型として運行し、昼は呼び出し型バスとして運用する計画とのこと。

本格運行は2022年10月1日が予定されており、仮想バス停の指定は専用アプリまたは電話で応じるものとしています。

参照呼出型最適経路バス「MyRideのるる」本格運行開始