空中に映像を表示し商品決済、セブンイレブンで世界初の空中POS

画像:株式会社セブン‐イレブン・ジャパンより引用

株式会社セブンイレブン・ジャパンは2022年1月28日、同社が全国展開するセブンイレブンネットワークのうち都内の6店舗にて、空中ディスプレイによるキャッシュレスセルフレジ「デジPOS」の実証実験を開始すると明らかにしました。

デジPOSとは文字通り何もない空中に決済画面を表示することにより、ユーザーに非接触型の決済サービスを提供するというもの。光の集合を応用した技術により作られたもので、表示したい映像が放つ光線を特殊な光学プレートに通すことで、映像と等倍距離の位置に収束させ空中結像を起こし、映像を表示するという仕組みです。

同社によれば空中ディスプレイ技術は既に先進国家等で利用されているサービスですが、POSレジに採用した例は世界初とのことです。

非接触・感染症対策に期待

セブンイレブンジャパンは空中ディスプレイの技術について、販売効率の増加や感染症対策に効果を期待できるものと見ています。

同社によれば、空中ディスプレイを表示する「デジPOS」は従来のものと比べ約70%程度のサイズに収まるとのこと。カウンターの省スペース化が実現すれば、ピックアップ商品や販促物の展開などに活用できるものと見られます。

また、空中ディスプレイでは完全な非接触化が実現するため、アフターコロナ後の感染症対策としても期待されます。同社は安全安心な買い物体験の実現に向け、実証実験を進めるとしています。

参照世界初!非接触・空中ディスプレイ技術をPOSレジに採用 『デジPOS』の実証実験をセブン-イレブン店舗にて開始