ついに実現!無人コンビニシステム「Face Free ~motteke~」

画像:ダイワ通信株式会社より引用

監視カメラや防犯センサーなどのセキュリティ関連機器を手掛けるダイワ通信株式会社は2021年9月17日、人工知能カメラなどを駆使して完全無人で店舗営業が可能になるウォークスルー型の店舗システム「Face Free ~motteke~」の開発を発表しました。

同システムは売店などの店舗無人化を目指したもので、温度検知型の顔認証端末やAIカメラ・重量センサーなどを駆使して実現したもの。イメージとしては、来店者は温度検知型顔認証システムで自身の顔情報を入力し、店内で手に取ったアイテムを15グラム以上を認識できる高性能荷重センサーで測定。決済用アプリに登録されたクレジットカード情報を照会し、決済するという流れになります。

「Face Free ~motteke~」の導入想定店舗は、主にコンビニエンスストアなどの小規模店舗と見られます。ただしダイワ通信株式会社によると、対応業態の範囲は広く、薬局や書店、商店街などあらゆるリテール企業に対応するとのことです。

非接触・非待機で時代に即応

「Face Free ~motteke~」は単に無人化し人件費を圧縮できるというだけでなく、非接触・非待機と時代の流れに即応したかのようなサービス性が特徴です。

新型コロナウイルスの蔓延が社会問題となっている現在、小売店では感染症対策の徹底が求められています。しかし、「Face Free ~motteke~」は完全無人というコンセプト上、通常の従業員が運営する店舗よりも感染リスクの低い環境を維持できるものと見られます。また、従来の店舗ではコアタイムなどでレジ待ちなど3密状態が発生しますが、「Face Free ~motteke~」では荷重センサーと決済システムによる自動処理のため、待機時間が極めて短く混雑が発生しにくいものと見られます。

ダイワ通信株式会社によると、同社は今後石川県内や富山県のコンビニエンスストアや薬局などに提案予定。2022年3月までに10店舗の展開を目指すとのことです。

参照ウォークスルー型無人店舗システム「Face Free~motteke~」を開発いたしました。