サッポロホールディングスのグループ会社の株式会社新星苑はこのほど、同社が運営するビヤホール・サッポロビール園にて、自動配膳ロボット「Servi」(サービィ)」を、ビヤホール業態としては日本初となる、正式導入を決定したと明らかにしました。
「Servi」(サービィ)」とは、ソフトバンクロボティクス株式会社が提供している自動配膳ロボットです。ごく簡単な操作で配膳および下膳を担うロボットで、3DカメラやLiDERを搭載することで、イスやテーブルなどの障害物のほか、店員や来店者などの人を認識し、衝突を避けながら配膳することができるというもの。
新星苑では2020年11月よりサービィの試験導入を進めてきましたが、今回、スタッフの業務負担を軽減やサービス業務の効率化が確認できたため、正式採用を決定したとのこと。来店者からの反応も好ましく、継続的なサービス提供を可能と判断したとしています。
進む飲食店での自動化
現在、飲食店におけるロボット導入の実験は、様々な店舗で進んでいます。
例えば、現在の飲食店でのホールスタッフの役割には、注文の受付や配膳や下膳、会計などの業務が含まれますが、これらの単純作業やバックヤード業務をロボットに任せようという動きが進んでいます。
一方で、余力の生まれたホールスタッフのホール滞在時間は伸びるため、来店者対応や接遇サービスなどに多くの時間を割くことで、より質の高いサービスを生み出そうという期待が進んでいます。当然、ホールスタッフに求められるスキルも変化するものと見られます。
ヒトとロボットの協業は、すぐそこまで進んでいます。
参照サッポロビール園で配膳・運搬ロボット「Servi」を導入

