公益社団法人2025年日本国際博覧会協会はこのほど、大阪夢洲で2025年に公開予定の大阪・関西万博に向け、万博記念公園の移動モビリティとして自動運転車両を導入する方針を明らかにしました。
同協会はこれに関連して2020年10月21日、実証実験用として導入を予定している、パナソニックなど複数企業の協力で開発された車両を公開。ディスプレイと車窓を一体化させることで、実際の外の様子とガイダンス映像を織り交ぜる「透明ディスプレイ」など、日本初となる「移動体験型サービス」の技術を披露しました。
なお、万博協によると、車両は一般来園者も搭乗可能で、2020年10月23日~2020年11月16日まで公開する予定とのことです。
続々登場する自動運転車
自動運転車への期待が叫ばれて久しいですが、完全な自動運転車の開発は難航しており、なかなか一般サービス化にこぎつけることができませんでした。また、一時は米国大手配車サービスによる実験中に死亡事故が発生するなど、業界の行く末に暗雲が垂れ込めるような事態も起きたこともありました。
ところが2020年に入り、ようやく各国で自動運転車の一般サービス化に向けた動きが進んでいます。
今回の日本万博によるバス実験に加え、中国では自動運転タクシーの配車サービス実験が行われるなど、その動きは急速です。万博開催となる2025年には、完全な自動運転車両が登場するかもしれません。
参照大阪・関西万博

