with コロナ「ロボットによる遠隔操作型の接客」実証実験開始|モスフードサービス

参照:株式会社モスフードサービスより引用

モスバーガーなどで知られる株式会社モスフードサービスは2020年7月27日より、遠隔操作型ロボットを利用した接客サービス「ゆっくりレジ」の実証実験を開始すると発表しました。

同社によると、今回導入するロボット技術は株式会社オリィ研究所が開発する分身ロボット「OriHime(オリヒメ)」によるものです。

実験におけるオリヒメの操縦は障害を持つ男女が担い、機体正面に搭載されたカメラやマイクを通じて顧客とコミュニケーションを取りながら、メニューを案内したり、注文を受け付けるなどの対応を進めるとのこと。完全自動化ロボではなく、遠隔操作ロボによる対話を取り入れることで、「温かみのある接客」との両立を目指したとしています。

人手不足解消と感染防止対策を両立

飲食業は現在、慢性的な人手不足問題と新型コロナウイルスの蔓延に伴う感染対策という2つの大きな課題を抱えています。

このため、各種飲食業では従業員のマスク着用などの飛沫防止対策やデリバリーサービスへの転換など様々な施策を進めていますが、今回のモスフードサービスによる「ロボット対応」は、新たな選択肢の一つとなるかもしれません。

参照with コロナ時代にも対応した新しいリモートレジ 分身ロボットを活用した「ゆっくりレジ」を実験導入/株式会社モスフードサービス