サイバーダインがリハビリ用のロボスーツ開発、筋力低下時の活動支援

画像:サイバーダイン株式会社

茨城県つくば市に位置するロボティクス企業のサイバーダイン株式会社は2020年7月28日、福島県郡山市の拠点にて開発を進める医療用ロボット「MEDICAL HAL 単関節タイプ」の生産を開始すると明らかにしました。

「MEDICAL HAL 単関節タイプ」は、軽量で小型のアタッチメントとメインユニットを組み合わせ、人間の動きをサポートするロボットです。病気や事故などで筋力が低下してしまった人の利用を想定し、臥位、座位、立位など様々な動きをテクノロジーの力を支えるとのこと。

一般的なリハビリテーションだけでなく、急性期のベッドサイドや回復期でのサポートなど、関節部に関する幅広いシーンでの活躍が期待されています。

現状では医療機関向けに展開予定

サイバーダイン社は現状、「MEDICAL HAL 単関節タイプ」を医療機関向けに展開するとしています。

同製品はこれまで研究目的など限られたシーンで活用されてきましたが、2020年7月8日に医療機器としての正式な認証を取得したため、医療現場での展開を目指すとのこと。将来的には海外進出も視野に入れており、手続きを進める考えを明らかにしています。

参照MEDICAL HAL 単関節タイプ/サイバーダイン株式会社

参照肘や膝の動きサポート、ロボスーツ生産へ 郡山でサイバーダイン/Yahoo!ニュース