画像:NEC、新型コロナウイルスに関する問い合わせに対応したAIチャットボットを地方公共団体に無償提供/日本電気株式会社より
日本電気株式会社(NEC)は2020年3月6日、同社が手掛けるAIチャットボットシステム「NEC自動応答」を2020年4月末まで、地方公共団体に無償で提供すると明らかにしました。
同社は新型コロナウイルスへの対応に追われる自治体の窮状を考慮して、感染の早期収束に向けてICTを通じて貢献すると言及。民間においても大規模イベントの中止やサプライチェーンの混乱による経済的影響が生じているとして、無償提供を決めたと説明しています。
自動応答で窓口負担軽減か
無償提供が決まった「NEC自動応答」は、人工知能を搭載した自動応対型のチャットボットです。NEC側は行政窓口の問い合わせ対応を自動化するなど検討しており、例えば感染に不安を抱えたユーザーからの応対に、時間・場所問わず対応できるなどのメリットを挙げています。
また、同社によるとAIチャットボットについては、埼玉県による自動応答サービス「AI救急相談」など、複数の導入実績も有しているため、導入決定から立ち上げまで短期間で実現が可能とのこと。スムーズな対応が求められる新型コロナウイルスへの対応力をアピールしました。
参照NEC、新型コロナウイルスに関する問い合わせに対応したAIチャットボットを地方公共団体に無償提供/日本電気株式会社