岐阜市が自動運転車マイリーで走行実験│市民参加で理解を促す

岐阜市は2019年11月17日、市内の金公園にて市民を交えた自動運転車両の走行実験を実施しました。

今回の実験は専門家だけでなく市民の搭乗も兼ねたもので、ティアフォー社が開発を進めている小型自動車の「マイリー」を採用。同車両はハンドルやアクセルなどは未搭載ですが、3Dマップをデータベースで処理することで時速約20キロ程度で走行することが可能です。

発表によると、実証実験には一般市民約60名が集まり、交代で乗車。市は試験後に市民らにアンケートを取り、意見交換を進めました。

市民の理解高める狙いも

今回の実験は技術的な意味だけでなく、市民の自動運転車に対する認知度を高める目的も兼ねています。

市は来年以降、公道での走行実験を進める計画を有していますが、自動運転車はまだまだ一般的とは言えず不安の声も懸念されます。そこで市は、率先して市民の実験へ参加を促し肌で体感してもらい、自動運転車への理解を促す考えです。

実験の参加者らは市の実験に対して、乗り心地や安全性、免許返納に伴う新たな交通インフラなどについてコメント。自動運転車への期待感などの意見が交わされました。

参照自動運転車の走行実験実施 岐阜市〔地域〕/Yahoo!ニュース