国土交通省は2019年11月30日、秋田県上小阿仁村エリアで全国初の自動運転車による定期運航サービスをスタートしたと明らかにしました。
同省によると、導入された車両は7人乗りの小型タイプです。時速12キロ程度とかなりの低速だが、堂川や小沢田エリアの少数集落などもカバーしており、住民への貢献が期待されるとのこと。乗車賃は1回あたり200円。車両は無人運転も可能なタイプだが、安全性確保のためから、当面は係員が搭乗するとのことです。
無人配送など物流面への貢献も期待
自動運転車の活躍は、交通手段の支援に限られません。日本政府によると、同エリアで導入された車両は今後の運行状況を観察し、牽引車による荷物の運搬や配送も検討されるとのこと。
成功により自動化が進んでいくと、いわゆる買い物難民の解消だけでなく、物流業界で働く人の負担解消にもつながると見られています。今回の定期運航サービスを皮切りに全国区で導入が進めば、より便利な社会が訪れるかもしれません。
参照自動運転車が全国初の定期運行 時速12キロ、秋田の村で/Yahoo!ニュース